乳房再建への道しるべ/手術時期による分類

乳がんの手術と同時に再建するのが一次再建、あとから再建するのが二次再建です。

一次再建のケース

乳がん手術と同時に乳房再建を行うため、手術回数が少なくて済み、且つ術後の乳房の喪失感もありません。また、比較的費用面の負担が軽くなることも利点の一つです。

但し、乳房再建について時間をかけじっくり考えるチャンスがありません。

二次再建のケース

乳がん手術を終え、半年以上経過した後に乳房再建手術を行うことを意味します。乳がん治療がひと段落してから再建に移行しますので、乳房再建の方法についてじっくり吟味するだけの時間を与えられることが利点です。また、術後の合併症率も下がる傾向にあります。

一方、手術回数そのものが増えることがリスクです。

	一次再建	二次再建
手術時期	乳がんの手術と同時に再建	乳がん手術後半年以上経過してから再建乳がん治療がひと段落してから再建
利点	手術回数が少なくなる術後の乳房の喪失感がない費用が安い	再建方法をじっくり吟味できる術後合併症率が下がる
リスク	考える時間がない	手術回数が増える

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